ブリティッシュ ロックなお話し

UK生活?We can have some tea。70’Sロック好きが綴る魂の 声にならない絶叫にも似た日々のたわごとへの誘い.....

# プロフィール

ジョセフィーヌ白滝

Author:ジョセフィーヌ白滝
イギリス在住。ブリティッシュ60s70sの音楽、ムーヴメントに憧れ渡英。当然ながら憧れた時代はすでに過ぎ去りし昔のおもひで。そのかけらを探し見つけてはにやにやする。趣味はその他、映画鑑賞、物作り、テニス。古いもの好き。苦手なことはカテゴリー分け。車にガソリンを自分で入れること。

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グレッグ・レイク LUCKY MAN ~The autobiography~ を読んで泣いた。

ふと、本棚を見ると
グレッグ・レイクの本があった。

DSC03847.jpg

GREG LAKE
LUCKY MAN ~The autobiography~


もうすぐ1年になるのか。。。。。

わたくしは、あるときからロックミュージシャンの特にわたくしが好きなひとの死だとかは
あまり考えないようにした。彼らはCDやDVD、本、YOUTUBEのなかで彼らの最高にカッコイイ時代をキラキラして生きているから。

そんな思いで
この本をペラペラとめくってみた。 
最初はそんな思いで・・・・

英語の本などめったに読まないわたくしの洋書のチェック要所は自伝本などによくある
写真ページ。
このグレッグの本もおなじく、真っ先にチェック。

DSC03849.jpg

かわいい~~~♥リトルグレッグ。

DSC03848.jpg

9歳の時の通知表。
音楽の評価「アベレージ(普通)」


プロローグ、
1973年のマディソンスクエアーガーデンのコンサートの様子から始まる。
彼の生い立ちから始まり、チャイルド時代、クリムゾン時代、E,L&P時代~~と時間をおって書かれているのだけど、

1972年のジャパンツアーのことをつづった ザ・ライジング・サンというチャプター。
わたくしは、リアルタイムを知らないし
うわさ聞く「台風の後楽園球場」とかしか知らないのでとても興味深い。プライベートJETはANAだったのね。知らなかった。(
JALだと思ってた)


なかでも、とっても70年代の日本の興味深いエピソードをひとつ。

バンドメンバーたちは、東京に第一号店がオープンしたばかりのマクドナルドのハンバーガーをランチにしたいので買ってきてほしいと新人の日本人の若い女性アシスタントに頼むのだが、彼女はちょっと困惑した様子を見せるもOKして買いにいってくれた。
だが、買ってくるのに2時間もかかってしまったのだ。なぜかとたずねると、オープンしたばかりのマクドは長蛇の列で、やっと彼女の番になって、頼まれたバーガー30個を注文すると、すぐさま列の後ろに回され、後回しにされたらしい。それはどういうことかというと、当時70年代の日本はまだまだ女性の地位が低く、混みあっているマクドナルドでしかも若い女がバーガー30個を注文するとはどういうことだ!ということらしい。
日本人のわたくしでさえも、意味が分からず、英文を何度も読み直したしだいでR。
こんなバカげた70年代の日本。マジか。。と思う話しなのに、イギリス人のグレッグはさぞかし日本はヘンテコな国と思ったに違いない。
でも、グレッグはこう言っている。
「僕はポライトでリスペクトフルな日本人はとても好きだよ。でも、今でも、西洋人が十分に彼らたちの視点でリスペクト、理解するのには時間がかかる」
2つの違う国、文化も物の考え方も。全く異なったプリズムでの見方。それをふまえたうえで

「この若い女性アシスタントがバーガーを買ってきてと頼まれて困惑したのは、こうなると分かっていたからなんだ」

と彼女の行動を理解してくれているところなど、

なんて、心のひろい人なんだろう。と思う。
惚れる。

そして、80S,90S EL&P再結成・・・とチャプターは続いていく。


そしてそして、
本の終わりの方にさしかかると、
キース・エマーソンの死について語っている。
この本がキースの死の後に、そしてグレッグ自身末期がんと診断されもうなにも手立てはないと宣告されてから書かれたことを知らされるのだ。
あらためて、キース、グレッグはもういない人なんだ。と思い知らされる。
涙腺が一気にゆるむ。

「キースの死はショックだけれども彼をよく知る人にとっては、凄く驚くことでもなかった。」
とグレッグは言っている。

自ら命を絶ったキースについて、そのころすでに末期癌の宣告をうけているであろうグレッグはどう思ったのだろうなどと部外者が思う余地はなく、グレッグはキースの子供時代のこと、右手のこと、キースのすべてを受け入れ、自身の価値観を当てはめて考えることもなく、ましてや押し付けることなく
「彼はTURE MASTER OF HIS ART」 と称賛している。


そこに行くことを宣告され、それを受け入れその時を静かに待つグレッグ。

ディープな困難に遭遇し、それに抗い苦しみ、みずからそこに行ってしまったキース。

この2人の生き方は対照的だ。

だからこそ、
その相反するエネルギーがぶつかりあり、
アグレッシブかつクラシカル、メロディアス、カーム、
調和のエッセンス的なカール・パーマーがいて、
だから、
スーパーグループ「EL&P」が誕生したんだなと思う。


~~~~~~~~~~~~~~

夜空の星を見ていると、永遠ってなんだろう?って考えるんだ。
その星たちの先に横たわっているものはなんだろうって。

生命は形を変え進化しながらずっと続くサークルなんじゃないかなと思うんだ。
そこには始まりも終わりもなくて。

ほとんどの人が死を宣告されたら、恐怖をおぼえるだろう?
でも
とっても不思議なことだけれど、
そのような、恐怖、恐れの感覚は僕にはやってこなかった。
たぶんそれは、死もその人の人生のパーツのひとつなんだ、と受け止めているから。自然界のパワーみたいに。

秋になって木の葉が舞い落ちてしまうのを見て泣く人はいないだろう?なぜなら、春になったらまた新しい芽が息吹いてくることをみんな知っているからだよ。

~~~~~~~~~~~~~

みたいなことをグレッグは言っている。


孫息子の3歳の誕生日に撮った写真。多分去年かな。
孫息子ガブリエルとのツーショットの晩年のグレッグはとてもとても幸せそうだ。




~悲しむことなどないさ。~
と、ガムをくちゃくちゃ噛みながら、バーガーをがつがつ食べながらにっこり笑う70Sのグレッグ・レイクがいる。
本当にカッコイイーーー!!
そして、わたくしはずっとこれからも うっとり♥するのである。



グレッグ・レイクの自伝を読んで泣いた。
英語の本を読んで初めて泣いたのであった。



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