ブリティッシュ ロックなお話し

UK生活?We can have some tea。70’Sロック好きが綴る魂の 声にならない絶叫にも似た日々のたわごとへの誘い.....

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ジョセフィーヌ白滝

Author:ジョセフィーヌ白滝
イギリス在住。ブリティッシュ60s70sの音楽、ムーヴメントに憧れ渡英。当然ながら憧れた時代はすでに過ぎ去りし昔のおもひで。そのかけらを探し見つけてはにやにやする。趣味はその他、映画鑑賞、物作り、テニス。古いもの好き。苦手なことはカテゴリー分け。車にガソリンを自分で入れること。

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映画「サイレンス」を観ての正直な感想を言ったら・・・

先週、

映画「サイレンス」を観てきた。

監督は
「タクシードライバー」「ライジング・ブル」や「キング・オブ・コメデイー」

マーテイン・スコセッシ氏

イギリスでは年始から、この映画は上映されていて、
前回 「君の名は」を観たとき、
この映画にしようかな、と思ったけれども、

なんせ、
内容が、隠れキリシタン弾圧 というヘヴィーな内容なので

年始からこれはきついぜ、ベイビー。

と思ったので、先週観てきた。

良い映画だった。とても。3時間近くの長い映画だけれども、長いとは感じなかった。

さすが、

巨匠スコセッシ!  

産経新聞の記事によると
BGMもありきたりな三味線など使わず、それは、西洋人が勝手に作り上げたイメージなので、
映画には自然の虫のなき声や海の音風の音を使った。とか、
この映画を撮るために日本文化を研究した。とか、

http://www.sankei.com/entertainments/news/170121/ent1701210004-n1.html

ストーリーは
簡単に言うと、上にも書いたけど
江戸時代初期、信仰の自由が無かったころ、キリシタン宣教師、隠れキリシタンがとらわれ、
踏み絵を用いて棄教を迫る幕府の役人
棄教しなければ拷問、もしくは処刑されるわけだけれども、そんな
歴史的背景は本当にあった悲劇のストーリー。

宣教師ロドリゴはキリシタンである吉次郎に密告されて、牢獄に入れられるのだけども、
吉次郎が「私は悪いことをしました。ざんげお願いします。」とくるわけだ。
ロドリゴは「しゃーないなー。。」って感じで牢屋でボロボロになりながらも懺悔の十字架を吉次郎の為にきる。
次の日も吉次郎は仲間を密告しては、懺悔にやってくる。
ロドリゴ「また、おまえかー」って感じで懺悔の十字架をきる。
許すわけだ。
吉次郎の密告によりたくさんの信者が拷問、死刑になっているにもかかわらず懺悔すれば許されるのだ。

それとか、

貧しい信者たちはその信念キリスト様を信じて、踏み絵なんて踏まず、
役人が、ちょっとだけでもいい、かるくでもいい、足の指がかするぐらいでもいい。と踏み絵を迫るのだけれども、
信者たちは決して踏み絵を踏まず、
逆さ刷りの拷問にかけられてるのだけれども、
その横で、
ロドリゴは「ジーザスが踏んでいいよって言ったから。」と言って踏み絵を踏む。
貧しい信者「えーーーー。踏むかーーーー。。。自分」 みたいな。。。。


本当に
悲劇だ。

が、


しかし、


しかし、

わたくしには、それが、

不条理ギャク漫画のネタに思えて仕方なかった。

あと、(あまり言うとネタバレになるので)
必死こいて探しあてた、先の宣教師の変わりように
ロドリゴ「えーーーー!自分、まじィーーー!」
とか。。。。

こんなわたくしはきっと人間のクズだ。クズ野郎だ。


映画が終わって、

どうだった?と聞かれたので、

う~~ん、重いねえ。信仰心ってある意味怖いよね。
でも、これって、もっと軽くしてすごい違う角度から撮り方かえると、悲劇なんだけどコメデイーだよねえ。。。

と言ったら、

まわりの空気が凍てつき、一瞬、マイナス30度ぐらいに温度が下がったのを感じた。


ここが、発言の自由な国で本当に良かった。

と、

ほっとしていたら、何人かのお役人がやってきて、両腕かかえられて、
「おまえは隠れ不条理ギャク漫画教徒だな!
この不条理ギャク漫画を踏め!!踏まなければ死刑!!」
「ふめましぇ~~ん!」
「死刑っ!」

と、新たな不条理ギャクネタを思いついた。

やっぱりわたくしはクズ野郎だ。


イギリスに住んで気が付いたこと。
日本人は本を踏めないだろう。
どんな本でも、靴を履いてなくても、本は踏んじゃいけない。
でも、こっちはね、わりと平気。ナーサリー(幼稚園)とかでも絵本を平気で踏む幼児。なにも言わない大人。
本じゃなくても、服とか本来踏むべき物でない物を平気で踏んでいるの見ると心が痛む。
あと、
オレンジがころがってしまった時、こっちの人は足でまず止める。100%足でまずオレンジを止める。そして拾う。
日本人は足で止める人はあまりいないだろう。なぜならオレンジは食べ物だから。かがんで手で止める。
イギリス人「皮をむいて食べればいいじゃん。中身は汚れてないよ」
日本人「食べ物を足であつかうなんて、オレンジがけがれてしまう!」

汚れは落とせても、けがれは落とせない。日本人は「汚れ」と「けがれ」の違いを知っている。

何度もオレンジを足で止めては懺悔で汚れを落とし、汚れた皮をむいてオレンジを食べるのが吉次郎。


吉次郎。おまえはこの頃すでに欧米かっ!!



とにかく
だらだらと書きまくったが、

とても、とても、素晴らしい映画なのでお勧めでR。
ポスターにでかでかと載ってるリアム兄さん(リアム・ニーソン)よりも
ロドリゴ役のアンドリュー・ガーフィールドがメイン。
日本人俳優さんもすごく良かった。
イッセー尾形の井上様、すごくよかった。事なかれ主義を通そうとするも、しめるとこはしめる。面倒をかけるなよ~~~、もう。
なんで、わからんかな~~。もう、たのむわ~~。という、狡猾さというよりも、呆れた感がでてて。
わたくし的に一番良かったのは
貧しい信者のエキストラさんたち。

ロドリゴを見つめる顔が °˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°恍惚のまなざし。

これがすべてでしょ。

原作は遠藤周作の沈黙」  読んでみようっと。


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