ブリティッシュ ロックなお話し

UK生活?We can have some tea。70’Sロック好きが綴る魂の 声にならない絶叫にも似た日々のたわごとへの誘い.....

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ジョセフィーヌ白滝

Author:ジョセフィーヌ白滝
イギリス在住。ブリティッシュ60s70sの音楽、ムーヴメントに憧れ渡英。当然ながら憧れた時代はすでに過ぎ去りし昔のおもひで。そのかけらを探し見つけてはにやにやする。趣味はその他、映画鑑賞、物作り、テニス。古いもの好き。苦手なことはカテゴリー分け。車にガソリンを自分で入れること。

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映画 The Damned  「地獄に堕ちた勇者ども」

イタリアの巨匠

ルキノ・ヴィスコンティの
The Damned
「地獄に堕ちた勇者ども」

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この映画を語るとなると、長くなる。
きっと。

なので、あんまり長くならないように自分でも気を付けながら書かないといけない。


この映画を初めて観たのは
20か21歳の時で、
当時付き合っていたアーティスティックな彼にこの映画のビデオを借りて観た時だった。

当時付き合っていたこの彼は本当にヨーロッパ芸術が好きで、
いろいろと教えてくれた。
初めての映画デートは街の小劇場で確かフェリーニの映画3本だてだった。
当時のわたくしにはちょいハードル高過ぎで映画館で爆睡してしまった。
それが原因かどうかわからないけれど、
そんな彼ともお別れをしたのだけれど、
そのときに彼からいろいろと教えてもらったことは、
すくなくともいまのわたくしを形成しているコア部分となっているのは確かだろう。
感謝!サンクス!!

そんな、思い出ぶかいこの映画、はっきり言って人には教えたくないのだが、

って、

もうすでに長ぁ~~~い!


さくさく本題に入らねば。

この映画は何回観たことだろう。
マイフェイバリット映画5には入る。

1933年 ナチスドイツ時代
製鉄王のエッセンベック男爵家では一族の実権を巡って骨肉の争いが繰り広げられる。
製鉄業の温存を図るために、武器調達先の政府との友好は不可欠。
がそのナチスドイツの中でも、SSとSAとの対立。
エッセンベック当主ヨアヒム亡き後、
コンスタンチン(SA隊員) 対 ヨアヒムの息子の未亡人のソフィーとその恋人のフリードリヒが実質上の後継者であるソフィーの息子を操り、実権を握ろうとするが、
実際に陰で操っていたのは。。。。。



当時初めてこの映画を観た時のわたくしがそうであったように、
ナチスドイツの SA(突撃隊) SS(親衛隊) 長いナイフの夜事件 など、
そのような予備知識がなくとも、

巨匠ヴィスコンティの描く 圧倒的な美の世界

にノックアウトされてしまう。

入口は美なのだ!
狂気と妖艶。ゾクゾクとするような絢爛さ

何が正義で何が悪なのか?
そんなことは
圧倒的な美の前ではもはや意味をなさない。
そこにあるのは
ただ、ただ
美しさ。

ということを当時の無知なわたくしに教えてくれた。


ボートハウスのSSによる殺戮のまえの
夜明け前の青さとSA隊員のワンシーンが
シュールだ。 美しい。
が、
その超非現実的シーンが現実的に変わるのだけれども
いや、それも非現実的ことなのか。
・・・


この映画の場合の
個の美、
様式の美
デザインの美

美しいものを、かっこいいと思うことは罪なのか?

ダブー的なものは美しいと言ってはならぬのか?

この

ヴィスコンティが描き上げた美の世界。
無知でピュア、純粋ならば純粋なほど
あっという間に美の世界に取り込まれてしまう。

それは

純粋、または愛に飢えている
ギュンター、マルテインのように、
憎しみにとらわれると、あっという間に取り込まれてしまうさまと
似ていると思った。
憎しみの為に戦うのはジャスティスなのか?



この映画も凄いのだけど、
この邦題も凄く良いのだ。

「地獄に堕ちた勇者ども」

それはSSによって粛清 されたSAのことだろうか。
はたまた、
エッセンベック男爵家が一族の実権をめぐって骨肉の争いを繰り広げる、
そんな一貴族の崩壊のことだろうか。
それとも、
ナチスドイツが突き進むこれからの行く先のことなのか。

この邦題 もう神レベル。

この邦題でなければ、
パンクバンド ザ・ダムドのアルバムの邦題「地獄に堕ちた野郎ども」
は存在しなく違う邦題になっていたことだろう。




三島由紀夫もこの映画を絶賛したらしい。

そして、

村上龍も彼の小説でこの映画にふれている。

そして

ザ・ダムド





そして

わたくし。

点が線になった。


おこがましくも、ずうずうしくも

繋がっているっ ウフ (^^♪

と思うのは罪だろうか。。。。。






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